こんにちは、マスケンです!
数学苦手です…
単刀直入に、どうやったら数学ってできるようになるの?
こんな疑問を持っている高校生も多いのではないのでしょうか。
結論は、「解法暗記」です。
今回は、駿台全国模試数学偏差値84をとったことがある僕が、解法暗記について紹介します!
それでは行きましょう!
この記事を書いた人
マスケン
(@mathkenblog)
- 慶應義塾大学在学中
(在学の傍らブログ活動中) - 様々な資格を短期間で取得
(簿記2級を50時間、FP2級を30時間、TOEIC800点を1週間など) - 大学生で旅行回数10回以上
(長期休暇中は必ずどこかへ旅行しています)
この記事を書いている僕はブログ歴1年の大学生ブロガーです。大学受験で得た知識や、現在の大学生活、趣味の旅行について発信しつつ、日々自己研鑽しています。
解法暗記とは?
数学は、どれだけの知識が入っているかによって成績が左右される暗記科目です。
こういうと、
はあ!?数学は暗記科目てはないだろ!
と思う方もいるでしょう。
実は、半分正解です。
僕は、「問題の一語一句や数字を覚えろ」という意味で「暗記」という言葉を使ったのではありません。
暗記する必要があるのは「解法」です。
そう思うと、皆さんにも心当たりがありませんか?
例えば、こんな問題があったとしましょう。
皆さんも考えてみてください。
二次関数の初歩的な問題です。
解けましたか?
\( y=x^2+2x+3=(x+1)^2+1 \)
\( いま、x=-3 のとき y=6、\)
\( x=-1 のとき y=1、\)
\( x=0 のとき y=2 である\)
\( よってyは、\)
\( x=-3 のとき最大値6、\)
\( x=-1 のとき最小値1をとる。 \)
解けた人は、この問題を見た瞬間、まず式を「平方完成する」ことが頭に浮かんだと思います。
そして平方完成をした後、最小値に関しては「\( -3\leq x\leq0 \)内に頂点のx座標があればそのxの値で最小値をとり、そうでなければ\( x=-3かx=0 \)で最小値をとる」
また、最大値に関しては「\( x=-3かx=0 \)で最大値をとる」
というふうに考えたんじゃないでしょうか。
でもよくよく考えてみてください。
あなたが二次関数を習いたての、最大・最小問題を初めて見たとして、
最初に「式を平方完成する」という発想が出てくると思いますか?
なかなか厳しいんじゃないでしょうか…?
この問題を解けた人は、
「二次関数の最大、最小問題は、まずは式を平方完成する」
という解法を知っていたからです。
恐らくそんなことは意識せずに問題を解いていたと思います。
ですが、過去にこの手の問題をいくらか解いたことによって、「頭が解き方を勝手に覚えている」のです。
数学は、このような「解法」をどれだけ暗記するかにかかっていると僕は思います。
大学入試の問題はその「解法」をどれだけ覚えるかによって高得点かどうかが決まります。
チャートにせよ重要問題集にせよ東大の入試問題にせよ、数学の問題を解く理由は、「解法を暗記する」ためにほかありません。
数学ができる人は、解法を人よりも多く覚えているのです。
試験で数学の点数が取れる人と取れない人の違いは?
今までの話を踏まえると、
「解法をしっかり覚えている人」と、
「しっかり覚えてない人」
と分けられてしまいますが、それだけではないと考えています。
もう一つの要素としては、「計算能力」があります。
純粋な計算のスピードと、どれだけミスをしないかが関わってきます。
スピードに関しては、数学が出来る人は少し計算するスピードが速いかもしれません…
ただ、皆さんは計算スピードが遅いからと言って、悲観する必要はありません!
皆さんが対処できるのは、「どれだけミスしないか」という部分のことです!
計算ミスを減らすためのコツは、「まとめノート」を作ることにあると思っています。
▼まとめノートの作り方はこちら。
関連記事
-
【まとめノート】ケアレスミスを減らす1つの対策【テスト】
続きを見る
どのように解法暗記をすれば良いのか
ここから、解法暗記をする方法について説明します。
今回は高校1年生や高校2年生向けに、フォーカスゴールドやチャート式などの、1冊で数学の範囲を網羅している参考書で説明します。
補足:参考書の選び方
網羅系参考書はなんでも良いです。
ただ、これだと決めた1種類のみを用意してください!
(例えば、フォーカスゴールドと赤チャートを両方買うなどはやめてください!)
基本レベルの例題を1回解いてみる
僕は受験生の時赤チャートを使っていたので、赤チャートを例に説明します。
青チャやフォーカスゴールドを用いている人が多いのは知っているんですが…スミマセン( ノД`)シクシク…
まず、1周する単元を決めます。
(単元は「2次関数」「図形と方程式」などの1くくりのことです)
そしてこれだと決めた単元で、「赤」の問題(標準レベル)を何も見ずに解いていきます。
「赤」の問題は、難関校で出題された場合瞬殺しなければいけない問題です。
このとき、「赤」の問題が太刀打ちできないようならば、「青」の問題(基礎レベル)も解くことをお勧めします。
「黒」の問題(応用レベル)は無視してもらって構いません。
解答解説を見て、「一旦」解法を理解する
問題を解き終わったら、解説を見て解法を理解しましょう。
このとき、2つ注意点があります。
答えが合っていても解説は見る
まず、答えが合っていても解説は見てください。
赤チャートの赤問題の解答は、読者が考えやすい順当な、スマートなやり方でやっています。
赤チャートの解答がその問題に対する答えのベストです。
ここで自分なりの解法で満足してしまうと後々苦労します。
赤チャートの答えを信用してください。
答えが理解できなければそのままにしてもいい
次に、考えても解法を理解できない場合は理解できないままで構いません。
後の問題を解いたり、その分野の他の問題を解けるようになることにより、解ける可能性があります。
分からなかった問題はチェックを付けておきましょう!
1週間後、解けなかった問題をもう一度を解く
このステップがめちゃくちゃ重要です。
一度解いた問題で解けなかった問題は、期間を空けてもう1度解いてください。
具体的には1週間程度期間を空けてから解くべきだと思います。
いやいや1週間前にやった問題なんて答え覚えてるし余裕だろwww
いえいえ、答えを暗記したところで何の意味もありません。
「解法を完璧に覚えているか」が重要です。
騙されたと思ってやってみてください。
意外と解けませんから。
また、間違えた問題は、再びチェックを付けて期間をあけて解きなおしましょう。
チェックが消えるまでこれを繰り返す
あとはチェックが消えるまで問題を解き続けるのみです。
全部チェックが消えているころには、模試の典型問題や入試の標準レベルはすらすら解けるようになっているはずです。
解法暗記したと言えるのはどこまでできたら?
結論から言うと、問題を見た瞬間、解法が分かるまでです。
逆にそこまでできるようにならないと解法を暗記したとは言えません。
それくらいにするまで、1冊の参考書を完璧に仕上げてください。
参考書1冊を仕上げるまで非常に大変だとは思いますが、これによって数強になるのです。
まとめ
数学ができるようになる方法は「解法暗記」です。
そして、数学ができるようになるには、解法暗記に加えて、「計算能力」も必要だということが分かりました。
解法暗記の方法としては、
- 参考書を用意する
- 問題を解く
- 解答解説を見て、理解する
- 1週間後解けなかった問題をもう一度解く
- 全て解けるようになるまで2~4を繰り返す
このように、数学ができるようになるには地道な努力が必要になることが分かったと思います。
多くの解法を覚えて、皆さんも数学ができるようになりましょう!