こんにちは、マスケンです!
院試対策のために「演習 大学院入試問題[数学]」を購入しました。
効率的な勉強法を教えてください!
こんな疑問を解決します。
院試で数学を使う人のバイブルとなる「演習 大学院入試問題[数学]」、通称黄色本。
その圧倒的な網羅性と問題数は、志望校合格に向けた最強の武器になります。
一方で「ボリュームに圧倒され、途中で挫折してしまう」受験生が多いのも事実です。
僕は東大院試に向けて、全章をほぼ完走しました。
その過程で見えてきた「効率的な進め方」を整理しました。
志望校や専攻を問わず、数学の基礎体力を底上げしたいすべての受験生の参考になれば幸いです。
この記事を書いた人

マスケン
(@mathkenblog)
- 慶應義塾大学在学中→東大大学院進学予定
(在学の傍らブログ活動中) - 様々な資格を短期間で取得
(簿記2級を50時間、FP2級を30時間、TOEIC835点を1週間など) - 大学生で旅行回数10回以上
(長期休暇中は必ずどこかへ旅行しています)
この記事を書いている僕はブログ歴2年の大学生ブロガーです。大学受験で得た知識や、現在の大学生活、趣味の旅行について発信しつつ、日々自己研鑽しています。
演習 大学院入試問題[数学]の特徴
参考書のスペックを整理した表がこちらです。2冊あるので分けています。
(どちらも<第3版>の情報です)
| 演習 大学院入試問題[数学] | Ⅰ(1〜3章) | Ⅱ(4〜6章) |
| ページ数 | 456ページ | 376ページ |
| 科目 | 1章:線形代数 2章:微分・積分 3章:微分方程式 | 4章:ラプラス変換・フーリエ解析・特殊関数・変分法 5章:複素積分 6章:確率・統計 |
| 問題数 | 1章:例題29問、問題47問 2章:例題31問、問題48問 3章:例題25問、問題37問 | 4章:例題29問、問題41問 5章:例題18問、問題37問 6章:例題20問、問題39問 |
| 難易度 | 応用〜発展 | 応用〜発展 |
| 価格 | 3,105円 | 2,805円 |
また、これ以外の本書の特徴として、
- 圧倒的な網羅生:1冊で工学系・理学系で必要な数学をほぼ全てカバーできる。
- 「本物」の院試問題:全国の大学院で実際に出題された過去問がベース。
- 解答が簡潔:解説は要点を突いているが、計算過程が省略されている箇所も多い。
- 難易度が応用〜発展:難しいものはとことん難しい。
こういった特徴があります。
演習 大学院入試問題[数学]の攻略法

この問題集は1問それぞれが重く、問題数も多いため無計画に行うと挫折しがちです。
そこでおすすめの2つのコツとして、
- 基礎を盤石にした状態で取り組む
- まずは「試験によく出る」範囲の「例題」のみ取り組む
ことが大事だと思っています。
基礎を盤石にした状態で取り組む
この問題集は「難しい」下手したら「激ムズ」の部類に入ります。
大学数学の基礎ができてないと太刀打ちできません。
そこで、基礎が怪しい人は黄色本の前に「スバラシク実力がつくと評判の 〇〇 キャンパス・ゼミ」、通称マセマを行うことを推奨します。
- 線形代数
- 微分積分
- 常微分方程式
- 編微分方程式
- ラプラス変換
- フーリエ解析
- 複素関数
- 確率・統計
など範囲は多岐にわたっています。
▼それぞれの本については以下にリンクを貼っておきます!
まず「試験に出る」範囲の「例題」のみ取り組む
この問題集には「例題」「問題(問題研究)」の2種類があります。
しかし、ほとんどの院試対策には「例題」のみで十分です。
(「問題」までやるとオーバーワークになることが多いです)
実際の試験の日程から逆算して取り組みましょう!
東大院に合格した僕の、黄色本の進め方
本の進め方
まず、実際の試験の日程から逆算して、本の進め方を計画しました。
僕の場合、実際の試験が8月中旬にあり、黄色本を始めたのは4月中旬。
学習できない期間や過去問を解くことも考え、2か月半で終わらせるよう計画しました!
Ⅰが85問、Ⅱが67問、合計152問あるので、大体
- 1周目:30日
- 2周目:30日
- 3周目以降:15日
で終わらせるようにしました。
(1周目と2周目が同じ日数ありますが、これは問題が難しすぎるためです)
平均で1日あたり5問を目安に解いていました。
問題を効率よく学習するための3ステップ
問題を解く上で意識していたのは、
- 分からなかったらすぐに答えを見る
- 解答に気づいたことを「メモ」として書き込む
- 2〜3日経ったら復習する
ことです。
わからなかったらすぐに解答を見る
まずは例題を解きます。
このとき、例題を見て方針が立ちそうになかったらすぐに解答をみましょう。
黄色本では初見で解ける問題が2割程度だと思います。
マセマだけでは得られない知識を用いる問題が多くあります。
院試数学はパターンの習得が重要なので、過度に粘りすぎて時間を溶かすのは厳禁です。
目安としては5分!
5分考えて分からなかったら潔く解答を見ます。
解答に気づいたことをメモする
答えを見たら解説を読み込みます。
大学受験までの参考書とは違い、黄色本の解説は非常に簡潔です。
そのため、解答に気づいたことをメモしておきます。
- なぜこの数式の変形ができるのか?
- この問題はどのような考えを用いれば良いか?
など、解答を自分の言葉で豊かにしましょう。
2〜3日経ったら復習する
「数学」という科目の性質上、答えを覚えていることもあると思います。
そのため、復習は2〜3日空けてやるのがおすすめです。
白紙の状態から、方針がすらすら書けるかどうかを確認してください。
演習 大学院入試問題[数学]の注意点

ここまでに述べられなかった注意点をいくつか述べておきます。
自分の受ける大学院に出るところだけやる
まず、当然ですが、自分が受験する大学院に出る範囲だけをやりましょう。
特に見落としやすい範囲として、解析系があります。
- 微分方程式はどこまで出るのか(偏微分方程式は出るのか?)
- 複素解析は出るのか?
この辺りを確認した上で計画は立てましょう。
僕の場合、4章の「特殊関数」については出ないのでやりませんでした。
問題を解く際は、A4白紙に解くのがおすすめ
黄色本の問題を解く際、一問一問丁寧に解答を書く必要はありません。
(その作業は過去問で十分です)
院試は「時間の効率化」が最も大事です。
いかに早く問題を解けるようになるかを考えましょう。
僕の場合、A4用紙を2分割して方針を書き殴っていました。
基礎的な参考書を参照できるようにする
黄色本の解説にメモをする際には、隣に自分が使った、基礎的な参考書を置いておくことをおすすめします。
というのも院試の数学はパターンがあるので、
あ、ここマセマでやったところだ!
となる問題があります。
「この問題とこの問題は考えが似ている」ということをメモするためにも、基礎的な参考書は手元に置いておきましょう。
本当に分からなかったら、参考書を疑う
黄色本の解説を読んでも、自分の解答と違い納得できないことがあるかもしれません。
実は黄色本、誤植が結構多いことで知られています。
(3問に1問くらい誤植がある…)
本当におかしいと思ったら、公式から出ているpdfを参照してください。
▼誤植一覧はこちら。
まとめ:黄色本は、難しいがコツを知れば怖くない
演習 大学院入試問題[数学]、通称黄色本の解説をしていきました。
黄色本を全章解き切ったとき、あなたは院試の数学の問題の多くを解けるようになっているはずです。
院試本番で最もあなたを支えてくれるのは、知識もそうですが、
「これだけ難しい問題を、これだけの量こなした」
という揺るぎない自負です。
志望校の過去問演習に入る前の「最強の地ならし」として、ぜひ黄色本を使い倒してください。
▼黄色本が終わったら過去問に入りましょう!過去問の解答作成についての記事はこちら。
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