こんにちは、マスケンです!
簿記2級で連結会計を捨てるかどうか迷っています。良い攻略法がないでしょうか?
このような疑問を解決していきます。
簿記2級の第2問に出題される連結会計は合格への鬼門となっています。
実際に、僕も連結会計の取り扱いには苦労しました…
初心者目線で考えたときの結論は、
「部分的にとれるようし、14点を目指す」
のが一番良いです。
具体的にどうすれば14点をとれるのか、解説していきます。
この記事を書いた人
マスケン
(@mathkenblog)
- 慶應義塾大学在学中
(在学の傍らブログ活動中) - 様々な資格を短期間で取得
(簿記2級を50時間、FP2級を30時間、TOEIC800点を1週間など) - 大学生で旅行回数10回以上
(長期休暇中は必ずどこかへ旅行しています)
この記事を書いている僕はブログ歴1年の大学生ブロガーです。大学受験で得た知識や、現在の大学生活、趣味の旅行について発信しつつ、日々自己研鑽しています。
参考:50時間の勉強で合格しました
僕は大学生の時、日商簿記2級を独学で、50時間の勉強で合格しました。
▼そのときの勉強法についての記事はこちら。
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連結会計を捨てるとどうなるのか
合格が相当厳しい
結論として、合格が相当厳しくなります。
例えば、連結会計を丸々捨てた場合を考えてみましょう。
連結会計の配点は?
20点分です。
簿記2級合格に必要な点数は?
100点満点中70点です。
つまり、連結会計以外で何点落とせるの?
80点のうち、たった10点しか落とすことができません。
ここから、連結会計を捨てることは相当リスクが高いことが分かるでしょうか?
商業簿記の仕訳や工業簿記だけで10点分しか落とせないならまだしも…
商業簿記の決算も含め10点分しか落としてはいけないのは相当ハードルが高いです。
具体的にどれくらいハードルが高いか見てみましょう。
当期純利益の計算(商業簿記、決算)
「当期純利益の計算」は、
「全ての仕訳を完璧に正解することによって」
初めて正解の値が出てきて、2点を得られます。
この2点を獲得するのは難しいでしょう。
仕訳(商業簿記、工業簿記)
仕訳を1問間違えた瞬間、4点がなくなります。
仕訳を2問間違えた段階で不合格リーチとなります。
連結会計を丸々捨てるのは現実的ではない
連結会計を捨てると、これほどまでに他の分野を完璧にしないといけないのです。
ここから連結会計を捨てるのは得策でないことが分かるでしょう。
連結会計で得点すべきところは?
かといって、第2問で満点をとろうとすると完璧に理解する必要があり、膨大な勉強時間を要することになります。
そこで、僕がおすすめしたいのが、
「部分的に点をとるようにする」
ことです。
勉強すべき(得点すべき)ところ
- のれん、のれん償却の計算
- 売上と売上原価の相殺消去
- 売掛金と買掛金の相殺消去
- 未収入金と未払い金の相殺消去
- 資金の貸付、借入の相殺消去
- 期首・期末商品の未実現利益の消去
- 土地売却損の計算
- その他、ダウンストリーム全般
勉強しなくてもいい(捨ててもいい)ところ
- 非支配株主持分の計算
- 利益剰余金の計算
- その他、アップストリーム全般
勉強すべきか捨てるかの判断
勉強するか捨てるかどうかの判断としては…
- 仕訳が1つ or 2つで正解できる→勉強し、得点をとる
- 仕訳がたくさんでようやく正解できる→捨てる
つまり、
正解するまでに必要な仕訳の数
で判断すべきだということです。
例えば、「売掛金と買掛金の相殺消去」は、それぞれの金額から問題文中にある金額を引けば答えが出てくるので、得点するのは楽でしょう。
一方で、「非支配株主持分」や、「利益剰余金」は連結修正仕訳で値がいくつも登場してくるため、答えを合わせるのはかなり難しいです。
どの項目も1問2点なので、理解するのが易しいところだけ勉強するのが得策です。
結局、連結会計で何点とれるのか
僕は先ほどの「得点すべきところ」だけを勉強したら、第2問の結果は10点でした。
(14点取れませんでした…)
実際、僕は本番は80点で合格しているので、連結会計を捨てるのは得策でないことが改めて分かりますね。
ただ、僕が考えるに
「得点すべきところ」を勉強すれば、「14点」はとれます。
「利益剰余金の計算」「被支配株主持分の計算」で4点分捨て、ミスなどで2点が消えたとしたときの得点です。
理想なのは「16点」とることですが、本番の緊張感を加味して「14点」を目指しましょう。
まとめ
連結会計の全体像として、
- 連結会計は捨てるべきではない
- 連結会計の一部分だけを勉強する
- 14点を目標にする
連結会計も、少しずつ問題演習することで、解き方が分かってきます。
連結会計が難しいと最初からあきらめず、部分点を取ることを目標に勉強してみましょう!