こんにちは、マスケンです!
簿記2級を取得しようと考えています。どのくらい勉強すれば合格できるのでしょうか?
このような疑問を解決していきます。
就活でも持っていると評価される資格「日商簿記2級」、短時間で合格したいですよね?
僕は大学生の時、日商簿記2級を独学で、50時間の勉強で合格しました。
巷では合格には500時間かかると言われていますが、そこまで勉強しなくても合格できると思います!
今回は、どのようにして50時間の勉強で合格したかを解説していきます!
この記事を書いた人
マスケン
(@mathkenblog)
- 慶應義塾大学在学中
(在学の傍らブログ活動中) - 様々な資格を短期間で取得
(簿記2級を50時間、FP2級を30時間、TOEIC800点を1週間など) - 大学生で旅行回数10回以上
(長期休暇中は必ずどこかへ旅行しています)
この記事を書いている僕はブログ歴1年の大学生ブロガーです。大学受験で得た知識や、現在の大学生活、趣味の旅行について発信しつつ、日々自己研鑽しています。
僕が実際に受けたときの点数
結果としては、100点満点中80点でした。
点数の内訳としては、
- 第1問 16/20(商業簿記、仕訳)
- 第2問 10/20(商業簿記、連結会計)
- 第3問 18/20(商業簿記、決算)
- 第4問 26/30(工業簿記、仕訳 / 個別原価計算 or 総合原価計算)
- 第5問 10/10(工業簿記、直接原価計算 or 標準原価計算)
となっていました。
僕としてはまあまあな結果かなとは思っています。
- 第2問(連結会計)でほどほどに点をとる
- 第4問と第5問(工業簿記)で満点を狙う
という戦略通りの点が取れました。
文句なしの結果です。
勉強前の状態
僕は2級を受ける半年前に簿記3級を受験し、合格しています。
そのため簿記の知識は少しある状態でした。
簿記2級合格の最短スケジュール
※これから紹介するスケジュールは、実際僕が行った、あくまでも「合格」することだけに焦点を当てたスケジュールです。
簿記2級で勉強する内容をしっかり網羅したいと思っている方にはこのスケジュールは向いていません。
その点をご承知の上、読み進めていただければ幸いです。
商業簿記と工業簿記で取るべき点数
日商簿記2級の配点は、僕がとった点数からも分かる通り、
商業簿記が60点、工業簿記が40点
となっています。
僕は、
商業簿記は45点、工業簿記は40点(満点)
を目指しました。
ネットで書かれている記事の多くは、
「工業簿記は満点が取りやすく、商業簿記は合格点をとるべきだ」
と書かれていたので、その通りに従いました。
勉強していて、工業簿記の方が商業簿記よりも点を取りやすかったイメージがあります。
商業簿記の仕訳、工業簿記の計算問題を完璧にする(約30時間)
最初にして、一番重要なステップです。
商業簿記の仕訳
簿記は、
「仕訳に始まり、仕訳に終わる」
と言われているくらい仕訳が大事です。
そこで、教科書に書かれている仕訳問題は全てできるようにしました。
僕が使った教科書は「検定簿記2級」です!
勉強方法としては、
- 教科書1周目。
本文をさらっと読む(一語一句読まない)。
「例題」で解き方を確認し、「問題」で手を動かして仕訳の仕方を覚える。(15、17章は除く) - 教科書2周目。
「問題」を何も見ずに解き、解けるかどうか確認する。
解けなかったところはチェックしておき、解説を読んで理解する。 - 教科書3周目。
2周目で「問題」の解けなかったところを再び解く。
解けなかったところは再びチェックし、解説を読んで理解する。 - これをチェックがなくなるまで繰り返す。
このようにして教科書に載っていた仕訳を全て解けるようにしました。
ポイントとしては、教科書1周目で問題の解き方を確認した後は、「翌日に」教科書2周目で問題を解いていたことです。
問題の解き方を覚えた翌日にその問題を解くことで、定着率が飛躍的に上がります!
仕訳は短期で覚えていくことが重要です。
これだけで第1問は解けるようになります!
工業簿記の計算
教科書は商業簿記と同じバージョンのものを使いました。
勉強方法としてもほとんど同じです。
- 教科書1周目。
本文をさらっと読む(一語一句読まない)。
「例題」で解き方を確認し、「問題」で手を動かして計算の仕方を覚える。 - 教科書2周目。
「問題」を何も見ずに解き、解けるかどうか確認する。
解けなかったところはチェックしておき、解説を読んで理解する。 - 教科書3周目。
2周目で「問題」の解けなかったところを再び解く。
解けなかったところは再びチェックし、解説を読んで理解する。 - これをチェックがなくなるまで繰り返す。
実は、工業簿記はこれで試験問題を解くことができます。
というのも、工業簿記は教科書レベルの問題ばかり出題されます。
そのため教科書の問題をしっかり解けるようにすることが重要です。
商業簿記と工業簿記の勉強する順番は?
順番としては、僕は同時並行で進めていました。
どちらから先にやるかというのは個人の自由だと思っているので、好きな方からやるので構いません。
商業簿記の決算、連結会計の一部を学ぶ(5時間)
次は、試験の第2問、第3問にあたる、商業簿記の決算と連結会計の一部を学びます。
決算
決算は仕訳が分かっていればほとんど解けると思います。
ただ、僕は試験を受ける上で、当期純利益の計算は捨てました。
というのも、当期純利益の計算は
「決算の整理事項の仕訳が全て正解している場合のみ」
正解できます。
労力が大きい割に配点は2点なので、その部分を正解するよりは他の部分の見直しに使う方が得策です。
連結会計
連結会計については内容が本当に難しいです。
少し勉強したら解ける部分のみ(仕訳が簡単なところ)を学習し、解けるようにしました。
具体的には、
- 勉強した部分→のれんの計算、未実現の消去、債権債務の相殺消去、土地売却益の修正、ダウンストリームに関する部分
- 捨てた部分→非支配株主持分の計算、利益剰余金の計算などアップストリームに関する部分
と、勉強コスパが良いものと悪いものに選別し、選んで勉強しました。
▼連結会計の勉強方法について書いた記事はこちら。
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模擬試験を解く(15時間)
最後に、模擬試験を解きます。
僕は、教科書についていた模擬問題2回分と、ネットにあった「簿記ナビ模試」を2回分の、合計4回分を解きました。
90分実際に解き、間違ったところを復習します。
捨てたところ以外は解けるようにしましょう。
勉強時間短縮のコツ
ここからは、勉強時間を短くするためにしていたコツを紹介します。
僕は、
「仕訳の値を書くときは1/1000にする」
ということをしていました。
例えば、減価償却費が72,000円のときに、仕訳の欄には「72,000」と書くのではなく、「72」と書いていました。
0を書く労力をバカにしてはいけません。
簿記はよく桁が大きな計算をしていますが、たいていは下3桁は「000」となっているのが多いです。
それを書くのは面倒だったので、その部分を省略して書いていました。
本番ではさすがに丁寧に計算しましたが…
まとめ
簿記2級に最短で合格するためには、
- 教科書にある仕訳と計算問題は完璧にする
- 難しすぎる部分は捨てる
- 解いた部分は完璧を目指す
- 0を書く回数を減らすなど、工夫を図る
ことが重要です。
簿記2級は「短期決戦」で仕留めましょう。