こんにちは、マスケンです!
今回は、僕が東京大学の大学院にロンダリングしたときについて振り返ってみます。
僕は4年生の夏に、東大の院試を受験し晴れて合格しました。
結果、東京大学大学院に進学することになりました。
(研究科は個人情報のため伏せておきます)
世間では揶揄される傾向にある「学歴ロンダリング」。
しかし、僕にとってこの挑戦は非常に大変で、成長させてくれる良い経験でした。
この記事では、僕が東大大学院に合格するまでの記録と、合格した今だからこそ思うリアルな心境を綴りました。
大学院にロンダリングを考えている人は是非参考にしてください!
この記事を書いた人

マスケン
(@mathkenblog)
- 慶應義塾大学在学中
(在学の傍らブログ活動中) - 様々な資格を短期間で取得
(簿記2級を50時間、FP2級を30時間、TOEIC835点を1週間など) - 大学生で旅行回数10回以上
(長期休暇中は必ずどこかへ旅行しています)
この記事を書いている僕はブログ歴2年の大学生ブロガーです。大学受験で得た知識や、現在の大学生活、趣味の旅行について発信しつつ、日々自己研鑽しています。
僕が東大院を受験した経緯

大学受験は東大に落ちた
僕は大学受験のときに現役、浪人共に東大を受験し、どちらも不合格となりました。
▼浪人に失敗した後の学生生活についての記事はこちら。
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【浪人失敗談】浪人に失敗したその後の学生生活を振り返る
2025/9/25 浪人生
浪人して第1志望に合格できず、人生が終了したと思っている方。 その中には、浪人に失敗してしまい、絶望の中で大学生を迎える方もいるでしょう。 「浪人して失敗したから人生終了だ」と思っている方は多いでしょ ...
しかし、案外大学生活は忙しく3年生までは「外部院試」すらすっかり忘れていました。
皆が院試のことを意識するとき思い出す
研究室に配属された後、研究室の同期は「院進」するのか「就職」するのか話題になります。
そのとき、僕はふと「外部院試」の存在を思い出しました。

僕は大学受験に失敗したことを思い出してしまったのです。
気になって、僕がやりたいことをしている研究室が外部にあるかどうかを調べてみました。
東大の院にやりたいことがあった
そこで見つけたのが東大のある研究室。
私がやりたかったことにかなり似ている研究室が見つかりました。
僕はそのとき「外部院試しよう」と心に決めました。
僕が東大院に合格した経緯
では、具体的に僕がどのようにして東大院に合格したか細かく話していきますね。
私の受験した研究科は、
- 5月下旬:出願
- 8月中旬:筆記試験
- 8月下旬:口述試験
でした。やるべきことのリストとしては、
- TOEFL(TOEICでは基本ダメ)
- 研究室訪問
- 書類課題
- 専門科目の勉強
- 口述試験対策
があります。
僕は4年生の2月から対策を始めました。
2~3月:TOEFL対策
試験勉強時間:平均2.5時間/日
まずはTOEFL対策です!
TOEFLで大事なのは「試験形式を知ること」です。
僕が用いたのは「新・最強のTOEFL iBT入門」です!
この本には、
- 試験形式
- 各セクションの攻略
- 学力別アドバイス
- 模擬試験
が詰まっており、TOEFL初心者にぴったりな1冊だと思いました。
なお、単語帳については「TOEFLテスト英単語3800」を用いました。
TOEFL対策の単語帳といえばこれでした!
僕は結果的に、2回受験し71点と75点を獲得しました。
ListeningやSpeakingが難しいので頑張りましょう。
参考:2026年1月下旬からTOEFLの形式は変わります!
TOEFLは2026年の1月下旬から新しい形式に生まれ変わります!
TOEFL iBT®は2026年1月21日からアップデートされます。これまでのアカデミックな英語に加えて、現代の学習環境で必要とされる重要な言語スキルとコミュニケーション能力を測定します。TOEFL iBT®は「読む・聞く・書く・話す」という4つの言語スキルが評価され、大学や教育機関、企業などが受験者の英語力を正しく把握するための、信頼性の高い情報を提供することを目的としています。受験者がより快適に受験できるよう利便性を高めるとともに、信頼性のある評価ができるよう設計されており、アカデミックな場面やキャンパスライフの文脈を反映させた様々なタスクを通じて、語彙や文法といった英語の基本的な力だけでなく、実際の場面で英語を使ってうまく伝える力も、効率よく測定できるよう改良されています。
TOEFLテスト
具体的には、
- Readingに穴埋め
- Speakingにリピート
など、昔のTOEFLを知っている人からしたら衝撃的な変化です。

TOEFLを受験するとしたら新形式がおすすめではないでしょうか…
3月末:研究室訪問
大学院を外部で受験するにあたって欠かせないのが研究室訪問。
僕は第1志望と第2志望の先生の研究室へ訪問しました。

研究室訪問をしないと不合格になる研究室もあるので訪問は必須です!
▼研究室訪問に関する詳しい記事はこちら。
(現在作成中です)
4月~5月:専門科目対策(基礎)
試験勉強時間:平均2.5時間/日
専門科目の対策を始めたのは4月。
専門科目の基礎を学習です。
勉強時間が短いように見えますが、研究室の活動を並行しながら勉強するのが大変でした。
5月末:書類課題&出願
出願にあたり書類課題(研究計画書)も書く必要があります。
僕の受験した研究科の場合、この内容が口述試験に関わってくるものだったので丁寧に書きました。
さらに、出願にはかなり手惑います。
大学院受験は出願に関することも全て自分でやらなければいけません。

ここでミスしたら取り返しがつきません。慎重に出願してください!
6月:教育実習、勉強できず
試験勉強時間:平均1時間/日
私は大学で教職課程をとっており、教育実習期間中はほとんど勉強できませんでした。
▼教育実習体験談についての記事はこちら。
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【辛さを学ぶ】大学生が教育実習に行ったときの体験談
2025/9/17 大学生
僕は大学4年生の6月に、母校へ教育実習に行ってきました!そのときの体験談を記しておきます。 結論として、「先生はきつい」ということをしっかり学んできました。 これから教育実習を控えている方は是非ご覧く ...
7月:専門科目対策(過去問)
試験勉強時間:平均3時間/日
実習が終わると再び勉強に戻ります。
7月に入ると過去問に入っていきました。
ただこの過去問が、非常に難しい!
3割解けないこともあり、鬱になることもしばしば…

受験する研究科の過去問は傾向もバラバラ…
しっかりと基礎を理解しなければいけませんでした。
受験票も届き、より一層勉強に熱が入りました。
8月:過去問対策、最後の追い込み
試験勉強時間:平均6時間/日
8月になると研究室の活動もストップしました。
過去問を解き終わったら、
- 過去問の復習
- 基礎の復習
など、解けなかった問題を解けるように復習することに重点を置いていました。
大学受験ぶりに、必死に勉強しました。
8月中旬:筆記試験
僕はこの筆記試験でやらかすことになります。
というのも、大問1つを飛ばす派手な計算ミスをしてしまったんですね…
やらかしたと気づいたときの衝撃を覚えています。
あ、これ落ちたわ。
そう悟ってしまいました。
8月下旬:口述試験
とはいえ、悲しんでばかりもいられません。
口述試験の対策もしました。
試験ですが、可もなく不可もなくといった感じの手ごたえでした。
受かっているかどうか分かりませんでしたね...

あっけなく試験が終わり拍子抜けしたのを覚えています。
9月上旬:合格発表
そして迎えた合格発表。
ドキドキしながら番号を見てみると、僕の番号がありました。
番号があると分かった瞬間は「よっしゃぁ!」と声が出ましたね。

合格した瞬間は今でも忘れませんね...
落ちたかな、と思っていたので合格していて本当に安心しました。
結局、ロンダリングってどうだったの?

結果的に僕は東大院に合格しました。
僕は、ロンダリングして「良かった!」としか思っていません!
もちろん、合格したことによる「喜び」や「達成感」はあります。
しかし、それ以上に、
- 自分自身の未来に向けて勉強したこと
- 出願から受験まで全て自分が把握して予定を立てたこと
- 自分で目標を設定し、乗り越えたこと
こういった経験が自分をより強くしてくれました。
学歴ロンダリングすることによって、成功体験を積み重ね揺るぎない自信になりました。
まとめ:他人の意見なんて戯言だ!


高学歴だけど学歴ロンダリングなんでしょ?
じゃぁ大したことないねwww
こういった声が世間では蔓延してロンダリングは揶揄される傾向にあります。
こういった人間は恐らく、ロンダリングの大変さを分かっていません。
「大学院では別のところに行きたい!」
「より研究力のある大学院に行きたい!」
現状に満足できないなら、世間の声など無視して、まずは一歩踏み出してください。
この記事が少しでも、あなたの背中を押すことができたなら幸いです。