こんにちは、マスケンです!
大学生になりました。
教職課程ってとるべきですか?
このような悩みを持つ大学生も多いのではないでしょうか。
僕は現在、慶應義塾大学の2年生で、教職課程を履修しています。
僕の実体験をもとに、教職課程のメリットとデメリットを解説していきます。
▼教職課程をとった学生の4年間の流れについての記事はこちら。
参考記事
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【きつい】大学生が教職課程をとったときの4年間の流れを紹介
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前提
ここでは、「教育学部以外」向けの教職課程について話します。
例えば、
「大学では理工学部に所属しているけれど、それに追加して教員免許を取りたい」
という人向けに記事を作成しています。
教職課程をとるメリット
メリットは以下の3つ。
それぞれ解説していきます!
「先生になる」という選択肢が増える
仮に大学生中に就活しなかったとしても、食いつなぐ道ができるという意味です。
大学で教職課程をとっておくことによって、「教員採用試験」を受験することができます。
逆に教職課程をとっていないと、教員になりたくても教員採用試験を受験することはできません。
また、私立学校の場合は教員採用試験を受験する必要はありませんが、その学校に応募し、面接などを受ける必要があります。
いずれにせよ、教員になるためには教職課程をとることが必須です。
逆に言えば教職課程をとれば、教員になる資格を得ることができます。
大学内の友達が増える
教職課程をとっている学生の人数は少ないので、授業も見慣れた人ばかりになります。
少人数ゆえ、学生間のつながりは強くなりがちです。
実際、僕も教職課程を通して新たに10人くらい友達が増えました。
また、教職課程は他学部の人と触れ合う機会が多いです。
僕は理工学部でしたが、文系学部の人と話す機会も多く、新鮮に感じました。
コスパが良くなる
これは、「授業を多くとる割に、追加の授業料は安い」という意味です。
例えば、僕が通っている慶應義塾大学の理工学部の授業料は年間約175万円です。
一方で、教職課程に必要な納付金は、大学在学中は3万円です。
年間3万円ではなく、大学生の間で3万円です。
それで新たに40単位分の授業を受けられる、と考えるとお得ですよね?
「大学をコスパ良く有効活用しよう」
と思ったら、教職課程をとることを考えてみてください。
教職課程をとるデメリット
デメリットは以下の3つ。
こちらもそれぞれ解説していきます。
取得すべき単位数が多くなる
一番大きな理由として、必要な単位数が多くなります。
例えば慶應で、中学校の免許を取得するために必要な単位数としては、
「教科に関する科目」の単位は、卒業に必要な単位としてカウントされますが、それ以外の単位は卒業に必要な単位とは別に取得しなければなりません。
ここから、大学在学中に教員免許を取ろうとすると、卒業単位(慶應理工は138単位)に加え、別に40単位が必要となります。
教職を履修していない人に比べ、追加で1学期あたり約6単位分の授業をとる必要があります。
「週に受ける授業が3つ増える」と考えると、きつさが分かるのではないでしょうか。
かなりしんどいです。
自由に使える時間が減る
先ほどの理由に関係してきますが、授業を多くとるということは、バイトやサークルに割く時間も減ります。
僕の場合、ブログに割く時間も減っています…
教職の授業は「出席必須」のものも多く、そう簡単に授業を切ることはできません。
普通の学生ならば「バイトやサークルの予定をもとに、時間割を決める」ことが多いと思いますが、教職をとっている学生は「時間割をもとに、バイトやサークルに行ける日を決める」感じになります。
教職をとると、大学中心の生活にならざるをえません。
就活に影響する
これは4年生に行われる教育実習が関係しています。
教育実習は、中学校なら3週間、高等学校なら2週間、学校に赴く必要があります。
その期間は就活はおろか、大学に行くことさえも許されていません。
企業の面接の日程が教育実習期間に被ってしまったら、その面接は辞退する必要があります。
優先順位は「教育実習≫就活=大学」です。
これは絶対です。
結局、教職課程は履修すべき?
僕は、「少しでも教員になる気があるのなら」とった方が良いと思います。
そもそも教職課程をとらなければ教員にはなれませんからね。
また、教職課程をやめるのは結構簡単です。お金もそこまで無駄にならない(場合が多い)です。
教職課程をとるのを迷っていたら、まずはとってから、自分が続けられそうか考えてみればよいと思います。
まとめ
教職課程はメリットとして、
一方で、デメリットとして、
ことを挙げてきました。
そこで、
「教職課程は教員になる気が少しでもあればとる。
そこから続けるかどうかは自分で考える。」
教職をとろうか迷っている学生は、このことを覚えておきましょう。
教職をとろうとしている意欲的な学生にとって、この記事が参考になったら幸いです。